カシアス
内藤 利朗

定価: ¥ 2,625
販売価格: ¥ 2,625
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発売日: 2005-01
発売元: スイッチパブリッシング
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寄り添うもの
私が最初に彼のことを知ったのは地元のバンドの歌う歌詞でだった。
以来カシアス内藤というひとにはなぜか縁がある。
ふとテレビで特集されていたり、旅行先で偶然行くことができた沢木さんの講演会で「一瞬の夏」が取り上げられていたり。このとき内藤利朗さんのスライドでカシアス内藤というボクサーの美しい姿を見ることができた。
心惹かれるひとだ。
一瞬の夏を読んでいると彼を好きにならずにいられない。
彼は優しい子よ、だから対戦相手にとどめをさせないの、というエディ・タウンゼントの言葉が頭に残る。
選手として生きた時期、スキャンダルに身をやつした時期、再起を賭けた時期、こうして病気さえ忘れるように誰かを自分の手で育てようとする時期・・
どんなときも彼の中にはボクシングが寄り添っていたのだと思う。
この本を見ていると、彼と一緒の何かを見れる気がしてくる。
再燃・・・
自分も若い頃「一瞬の夏」に出会った。
きっかけに、沢木作品を読み漁った。
読むたびに私の心に熱い何かが走った。
・・・あれから何年が過ぎただろうか。
私の心にはかつての熱いほとばしりは消えつつあった。
そして、久しぶりに「カシアス」に再会した。
そこには消えそうになっているかに思えた3人の火照りが
再燃していた。
私の心にもまた・・・
早いジム設立を望んでやまない。
時間・・・
自分もまだ若い頃、「一瞬の夏」に出会った。
それから、沢木作品を読み漁った。
そのたびに、胸の中に熱くなるものを感じていた。
あのときから何年経っただろうか。
年齢を重ねるにつれ熱いほとばしりは急速に影を失いつつあるのを感じていた。
久しぶりに「カシアス」に出会った。
そこには、3人の火照りが残されていた。
そして、私の心にもまた・・・
早いジム設立を願いたい。



