炎の世界チャンピオン
輪島 功一

定価: ¥ 1,575
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発売日: 2006-03
発売元: 東京新聞出版局
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苦労はつきもの。物事は考え様
若い人には時々テレビに出るおちゃめな元ボクサーのおじさんというイメージでしょうが、30代後半の私は幼い時テレビで輪島選手の試合を見て泥臭いボクシングをして勝利した試合を強烈に記憶している。
幼い時の極貧で苦労した話、好きで始めたボクシングへの取り組み姿勢、普通の人なら「こんなに俺は貧乏で努力したから今がある」なんてメッセージはどこにも無い。
ただ、とっても人間くさくて読んでて生きる力が出て来る。
この本読んで顔をくしゃくしゃにした輪島功一さんから元気をもらって下さい。
「心技体」ではなく「心体技」
ジムに入門させていただいて最初の日に目にした光景を僕は忘れることができない。久しぶりの縄跳びに息も絶え絶えになっていた僕は、ふとジムの入口のところにある下駄箱のあたりに目をやった。大勢の練習生がトレーニングに励む中、そこにはジムの会長である輪島功一さんの姿があった。何をなさっているのかなと見ていると、輪島さんは、下駄箱にそっと近づいて、練習生が脱いだ靴をひとつひとつ丁寧にそろえはじめたのだ。僕は胸が熱くなった。
今の世の中、「簡単なこと」「基本的なこと」をコツコツ続けて努力する愚直さが忘れられているような気がする。でも、本書を読むと、やはり成功者と呼ばれる人は、人から見えないところで、地道な努力をひとつひとつ積み重ねていることがわかる。輪島さんは、これを「心技体」ではなく「心体技」という上手い言葉で表現している。
「今のままでいいのかな」と何か喪失感を感じている老若男女全ての人に本書をお薦めしたい。きっと元気とヤル気が出てくると思う。



