廃競馬場巡礼
浅野 靖典
定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
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発売日: 2006-02
発売元: 東邦出版
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消え行く地方競馬場
消え行く地方競馬場にノスタルジーを感じるのは自分だけではなかった。
世代によっては、昭和20年代になくなってしまった競馬場にも懐かしさがこみ上げてくるのかもしれないが、私にはもう少し最近に姿を消した競馬場を多く取り上げて欲しかったような気がする。
それはともかく、作者の取材には感心した。
意外にも楽しい内容
今はなくなってしまった競馬場の訪問記。
こんなところに競馬場があったのか!と驚く。
内容はノスタルジックなものからフランクなものまで。
しんみりした話ばかりかと思いきや、当時の新聞ネタなど
競馬と関係ない話もあり、楽しめます。
宴のあと‥。滅びのロマンあふれる好著。
かつて日本には150もの競馬場があったという。
最近の地方競馬の不振から、歴史のある地方競馬が廃止になるケースが相次いでいる。
密かに残念なことだと思っていたが、“ぶっちゃけ”と言うんでしょうか、
こういう本が出るとは思わなかった。
競馬も好きだが動物としての馬も好きな私としては、同好の士と出会った気分だ。
さすがに、跡を訪ねる旅までは思いつかなかったが、お蔭で行かずして目の当たりに
することができた気がする。
柏の競馬場跡の豊四季にはしばらく通ったこともあったし、この本には載っていないが、
根岸の競馬場跡には何度か足を運んだことがある。
いずれも、往時を懐かしむほどには時が流れた。
今でも、根岸ステークスなどというレースがあると、訪れた頃のことを思い出す。
横浜の元町のカーブや、目黒通りのカーブなどに競馬場時代の名残りを思い、
当時の情景を重ね合わせる気持ちは、おそらく著者の気持ちと変わらないだろう。
そうだ。山口瞳の「草競馬流浪記」をもう一度、読み直してみよう。



